上尾市民球場
1998年8月29日、東京は朝から地震がある。そして雨。今日は上尾にイースタンリーグの西武−巨人戦を観に行くつもりだったので、球場に電話をしてみる。
すると試合は行なうとのことなので、予定通り出掛けることにした。高崎線の北上尾駅に着くと、雨はほどんど降っていなかった。
事前に地図を見て、球場の場所はてっきり駅の近くだと思って行ってみると、そこはただの草野球場だった。そこでもう一度球場へ電話。場所を聞くと、駅から徒歩25分くらいのところだそうだ。
結局12時40分くらいに球場に着いた。そして内野席当日券1800円を買い入場。ネット裏はすでに満員だったため、一塁側の外野席寄りの場所に座った。なかなかの入りである。
試合前に上尾市長によるあいさつが行なわれた。それによると、このゲームは球場の「こけら落とし」のようである。両翼95m、中堅121m。照明塔は6基、スコアボードは電光式(LED)で3色のメッセージボード付き。収容人員は5500人。座席はネット裏は背もたれ付。内野席は背もたれ無しながら長椅子ではなくて、独立型であった。外野は芝生席。
試合は西武・小石澤、巨人・佐藤充の先発で午後1時30分にプレーボール。1回表、巨人は4番井上の犠牲フライで1点を先制する。しかし3回裏、西武は2番原井のタイムリーヒットで同点に追いついた。
4回表、巨人は2死2、3塁から2番川中のライト前ヒットで2点を入れ勝越し。さらに続く3番DH福王のセンター前ヒットでこの回3点目。5回表にも内野ゴロの間に1点を加え、5−1とリードをした。
そして6回に入ると、まだ4時前ながら照明が点灯される。空模様は曇り時々小雨といったところ。照明が無くても試合続行可能とも思われたが、こけら落としのゲームなので球場関係者が試しに照明を点けてみたかったのかもしれない。
だが、7回表2死となったところで急に強い雨が降り出し中断。雨を避けるため通路に避難。するとその間にあっけなく「コールドゲーム」が宣告された。一軍の公式戦なら30分くらいは待つのだろうが、二軍戦は宣告が早い。