名鉄阿久比グラウンド

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1998年7月17日、愛知県阿久比へ遠征をする。名鉄新名古屋駅から急行・河和行きに乗り約30分、阿久比駅で下車。駅にはウエスタンリーグの試合案内が掲示されていた。

試合の有る日には駅前から球場まで「知多バス」の臨時便が運行されているのだが、モタモタしていたために乗り逃がしてしまった。次の便まではまだ30分くらいあった。

仕方がないのでベンチに座っていると、待機していたバスの運転手が「走ってやるから乗って行きな」と声をかけてくれた。そして私1人のための「貸切バス」は5分ほどで球場に到着した。運ちゃんありがとよ〜。運賃は180円。

名鉄阿久比グラウンドは「阿久比スポーツ村」の中にあり、他に陸上競技場や宿泊可能なクラブハウスなども併設されている。また中日ドラゴンズの二軍の準フランチャイズとして年間10数試合ほどが行なわれている。

入場料は1000円。二軍戦としてはちょっと高い。両翼98m、中堅122m、収容人員8000人、照明は無し、スコアボードは手書きである。

この日のカードは中日−近鉄。グラウンドに入ると近鉄のバッティング練習が行なわれているところでった。ちなみにユニフォームの色は「赤」。一軍では赤は火・水・木が着用日だが二軍はどうやら違うようだ(この日は金曜日)。

この日は大変に暑かった。普段私はデーゲームの時には酒は飲まないのだが、さすがこの日は暑さに負けて売店でビールを買ってしまった(ちなみにレギュラー缶で400円。球場内としては珍しく、紙コップ等には移さずに缶のまま売られていた)。

試合は中日が仁平の初回先頭打者ホームランなどで2−0で勝つ。観客は約130人であった。

帰りも臨時バスに乗ったのだが乗客はわずか4人であった。大部分の観客は自動車で来ているようだった。ちなみに駅までは1.5kmくらいなので徒歩でも可能な距離である。

なおこの約1ヶ月半後の8月30日にはダラ球会の観戦会がこの球場で実施され、再び訪れる(そちらの記述はこちら)。

<追記>1999年5月限りでグラウンド経営母体の名古屋鉄道が撤退。その後佐川急便の管轄を経て、現在は阿久比町営となる。

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