坊っちゃんスタジアム

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翌3月23日、8時起床。朝食は駅前の「なかのや」で牛丼(400円)。そのあと松山駅のコンビニで昼食と夕食分も若干購入し、松山10時16分発の伊予大洲行普通列車に乗り込む。普段だとおそらく1両で運行しているのだろうが、この日は3両に増結されていた。なお、オープン戦開催のため以下の臨時列車の設定もあった(このほか宇和島方面からの臨時列車も有り)。

JR予讃線 臨時列車
下り   上り
松山発   市坪着   市坪発   松山着
11:57 12:00   15:45 15:49
        16:22 16:25
        17:19 17:22

 

松山駅の臨時往復切符売場 伊予大洲行普通列車

ちなみに松山駅前からは坊っちゃんスタジアム行の臨時バスも出ていて、行きは10時〜12時30分の間に約15分毎、帰りは試合終了後随時運行という案内が掲示されていた。運賃は片道260円(小人130円)。しかし筆者は「青春18きっぷ」を持っているので、当然JRを利用する。

しかも球場前の臨時バスのりばは公園はずれの「北ロータリー」という場所にあり、球場からちょっと遠い。また、単純に運賃を考えてもJRを使ったほうがいいだろう(JRは片道200円)。このほか、後でオープン戦の入場券を見たら「伊予鉄・余戸駅から徒歩20分」という記載もあった。

松山から1駅、所要4分で市坪駅へ到着。単線にホーム1本だけの簡素な無人駅だが、この日は駅員が配置されていて臨時切符売場が設置されていた。坊っちゃんスタジアムは駅のすぐ目の前。最近開設された地方球場で、これほど交通の便がいいところは珍しいだろう。ただし地元の人はほとんどが車で来るだろうから、駅に近いことを喜ぶのは筆者みたいに遠征して来る者だけかもしれないが。

市坪駅
   
臨時切符売場 球場から駅を望む

なおその後市坪駅は、2002年7月にプロ野球オールスター戦開催に伴い改装され、駅名板に「の・ぼーる(野球)」という文字や正岡子規のユニフォーム姿が掲示されるようになったようである。

まずは入場券を購入。入場料はネット裏指定席4000円、内野指定席3000円、内野自由席(2階席)・大人2500円、同・小人1500円、外野自由席・大人1500円、同・小人1000円(前売は各500円引き)。


入場券

ところで余談だが、球場の前に各種屋台が出ていて、その中に「松山名物東京ケーキ」というものがあった。これは一体何なのでしょうか?


「東京ケーキ」の屋台
松山名物だそうです…

さて、坊っちゃんスタジアムは総工費140億6475万円をかけ2000年5月14日に開設。正式名称は「松山中央公園野球場」で、愛称である「坊っちゃんスタジアム」は一般公募され、1000点以上の応募の中から決定されたそうである。賛否両論のありそうな名称だが、インパクトは日本随一ではないだろうか。


ロゴマーク

高校野球愛媛県大会はもちろんのこと、プロ野球も公式戦・オープン戦が年数試合、そして2000年にはフレッシュオールスターが、2001、2002年にはファーム日本選手権が、さらに2002年には前述のとおりオールスターゲームも開催されている。

球場一帯は松山中央公園として整備中で、この日の時点でテニスコート、運動広場、石手川親水広場などが完成していた。また、「マドンナスタジアム」という、両99.1m中堅122m、内野は混合土、外野は人工芝、2000人収容の観客席と照明設備を備えたサブ野球場が2003年6月に開場したほか、多目的競技場や屋内競技場、プール、武道館なども順次建設予定だそうである。


公園案内図

そして球場正面入口左脇には「まつやま野球ランド」という、「野球王国松山」の野球史に関する資料の展示や、野球をゲーム感覚で体験できるバーチャルピッチングのコーナーがある。ただしここは土日の9時〜16時のみの開放とのことで、この日入ることは出来なく残念であった。また、内野スタンド下には人工芝を敷いた屋内練習場、外野スタンド下には「屋内スポーツプラザ」という板張りの体育館のようなスペースと、さらには防災備蓄倉庫も完備されている。


「まつやま野球ランド」

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