えんがる球場

(ゲスト寄稿/北海道・浜☆星奈さん)

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オホーツク海地方の網走支庁管内の中で山側にある紋別郡遠軽町にえんがる球場がある。周辺は武道館やテニスコートなどがそろったスポーツ公園となっています。

えんがる球場は、1995年10月に完成した比較的新しい球場であり、翌1996年7月14日にこけら落としとして社会人野球の新王子製紙苫小牧(現在は廃部)とNTT北海道(これも現在は廃部)とが招待され、グラウンド開きが行われました。

当日は真夏の好天ということもあって、町民や近隣町村などから約3000人以上の観客がいたようです。プロ野球でのこけら落としは、1997年8月に行われたイースタンリーグの巨人−BayStars(現Searex)であります。

過去には4回(定期的ではなかったのでこう表現せざるを得ないのですが)、何年かに1回の割合で巨人主催でイースタンリーグの巨人−Searexが行われましたがここ最近ではプロ野球の開催がないのが寂しいです…。Searexが来るのは私(筆者はSearexのファン)にとっては非常に嬉しいけど、何故巨人−Searex戦のみしかやらないのだろう?

大きさは両翼は98m、中堅は122m。磁気反転式のスコアボードですが打順の表示に選手名が入ってなくポジション番号のみなので、場内アナウンスをよく聞かないと誰が何番を打っているのかさっぱりわからなくなってしまいます。

ナイター設備はあるもののプロ野球のナイターでは使えないと思います(2005年の時はデーゲームながら途中で雨が降り出した為使用していました)。地方球場特有の土のグラウンドに外野は天然芝。観客収容数は5000人。ネット裏席のみが長椅子の席で内野・外野席は天然芝。1軍の試合では使えませんが、ファームの試合でのみ使う球場です。

えんがる球場への行き方は、遠軽駅からとにかくまっすぐ歩きます。やがて橋がありますがその橋もわたります。尚もまっすぐ歩くと球場への案内板がありますのでその案内板がある交差点(?)を左に曲がります。少し歩くと右手に球場が見えます。結構遠く、歩くと約30分くらいかかりますがまっすぐ歩くだけで案内板が見えるので比較的わかりやすいです。

尚、車で行く場合にはJR遠軽駅から約10分かかるようです。試合開催中は売店が出ますが(焼きたての焼き鳥や揚げたてのフライドポテトなどが売られています。ネット裏のみそばコーナーもあります)、もし何か食べ物や飲み物などを調達したいのであれば、遠軽駅から球場に行く道の途中に「CITYえんがる」というスーパーがあるのでそこで調達するのがよろしいでしょう。

Searex(BayStars2軍時代も含む)について:

ここでは過去4回、対巨人(巨人主催ゲーム)戦が行われましたが、いずれも負けており、まだ1度も勝ったことのない球場であります…(泣)。最初の試合である1997年では、先発の大家投手が打たれて、打線も8回表に追い上げたものの4点取るのがやっとで4-7と負けスタート。

翌1998年から私は見始めたのだが、投手陣がそろって打たれエラーも重なり打線も宮川選手の一発しか打てず巨人の西山投手に完投を許し1-14の大負け。2002年は初回巨人のエラーでやっと先制点を挙げたのに結局は4-8で逆転負け(中根選手がホームラン打ったのに〜…)。

2005年は先発の(当時ルーキーだった)染田投手がピリッとせず巨人リードで迎えたが、その後中継ぎの牛田投手と堤内投手と稲嶺投手が0点に抑えSearexも連打で追い上げ6回終了後突如雨が激しく降って試合中断、その後Searexが遂に同点にするものの7回裏途中で再び雨が降り出してそのせいかこの回も登板していた稲嶺投手が打たれて結局6-7で負けてしまいました…。

でも次に開催される時こそは、(対巨人とは限らなくとも)このジンクスを打ち崩して絶対にSearexが勝つぞぉ〜っ!(って、今後巨人−Searex戦は遠軽で開催されるのか…?!)

おまけ

2002年と2005年の巨人−Searexでは、ファームの試合だというのに何故かジャビット君が1羽来ておりました。2002年は試合前にグラウンド内の外野芝上にて子供たちと戯れておりました。2005年は試合開始前のセレモニーと5回裏終了後にもグラウンド内に現れ、試合開始前のグラウンド整備の時には何故かピコピコハンマーを持って現れて選手や係員などを叩いていたりしていました。

さぁ、数少ないオホーツク地方の球場であるえんがる球場でデーゲームを見ましょう! 私も、今度こそは、Searexの勝ち試合をこのえんがる球場で見るぞぉ〜っ! …って、Searexは今後再びえんがる球場にやってくる日が来るのだろうか…?!(FIGHTERSならいつかは絶対に来そうだが)

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