オーシャンスタジアム

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98年7月28日、札幌から特急「スーパー北斗」で9時47分に函館到着。球場に行くにはまだ早いので朝市へ行き「茶夢(チャム)」という店に入る。

いさりび丼とイカソーメンを注文。するとサービス品としてイカごろ煮、イカわた、漬け物が出て来た。こんなものを出されたら酒を飲まずにいられないではないか。まだ午前中にもかかわらずビールを追加注文した。ビールにはさらにホヤがサービスで付いてきた。

イカソーメンは本当に「ソーメン」と言っていいほど細く切ってあり、また、イカ特有のヌメリもなかった。いさりび丼はイカ、イクラ、カニ入りで味噌汁付。これで900円は安い。食べている途中で店の主人が寄ってきて、イカワタはご飯にのせて食べるとよいと言った。

さて函館駅前から市電に乗り、「千代台(ちよがだい)」電停で下車、すぐ目の前にオーシャンスタジアムが有る。オーシャンスタジアムは別名函館千代台公園野球場ともいう。

球場の脇には職業野球創成期の「大日本東京野球倶楽部(のちの巨人)」に在籍し、また函館大洋(オーシャン)のキャッチャーで試合中の事故により不慮の死を遂げた久慈次郎の銅像がある。

本日のゲームはイースタンリーグ巨人−横浜。にもかかわらず何故か日本ハムの売店が球場正面にあった。

開設は94年3月。両翼99.4m、中堅122m。球場内に入るとライトスタンド後方には夜景観光で有名な函館山が見えた。この日は平日だったため客の入りは思ったより少なく3割程度(公式記録では2000人)。

ビール売りのオネエちゃんの中にやたら元気なのがいて、遠くにいても「冷たいビールいかがですかぁ〜!」という声がよく聞こえた。

また二軍戦にもかかわらず巨人の北海道応援団が来ていて、三味線を使ってソーラン節の替え歌で応援をしていた。

試合は巨人の渡辺が2本ホームランを打ったが4−3で横浜の逆転勝ち。

帰りも市電に乗ったが、今では珍しい「花電車」が走っていた。

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