飯能市民球場

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ここで球場の概要を。飯能市の市制施行40周年記念事業の一環として、1993年5月に工事費12億円をかけて完成。グラウンドは両翼92m、中堅120m。ブルペンはファウルグラウンドに各2人分。

   
ネット裏から
   
一塁側から 三塁側から
   

ブルペン

照明塔は6基でバッテリー間1800ルックス、内野1140ルックス、外野680ルックス。スコアボードはバックスリーン一体型で、得点とチーム名表示は電光で選手名表示は手書き。


スコアボード

収容人員はメインスタンドは10段分の長椅子で約1000人、内野席は芝生で約500人の合計約1500人収容。外野にも一応芝生席があるが傾斜が全く無いので立ち見でなくては観戦不能。そのためか外野席は収容人員には含まれていないようだ。この日はメインスタンドのみの開放で、内外野の芝生席は閉鎖されていた。

メインスタンド
   
内野席 外野席

場内には売店はおろか飲み物の自販機も見当たらなかった。球場に来てから飲食物を調達する場合は、前述の「あけぼの森の店」まで行かなければならないだろう。

さて、そろそろ試合が始まる。平日の試合ながらプロ野球初開催ということで、沢辺飯能市長による始球式があった。先発投手は西武・三井、湘南・飯田で13時プレイボール。


飯能市長による始球式

1回裏西武は無死一、二塁から3番犬伏がレフト線にヒットを打ち1点先制。そして3回裏には9番上本がソロホームランを放って2−0とした。しかし湘南は3回表、二死一、二塁から8番武山、9番呉本の連続タイムリーヒットで2−2の同点に追いつく。呉本はこれがプロ入り初打点だったようで、ベンチに帰ると「いいぞ、プロ入り初打点!」と言われているのがスタンドまで聞こえた。

ここで観客席の様子を。平日の二軍戦ということもあって観衆は約100人。しかしながら両チームのユニフォームを着たファンやスコアブックをつけている人など、コアなファンはやはりいるものだ。また、地元のケーブル局である「テレビ飯能」がビデオカメラを持って取材をしていた。

そしてレフト後方を見ると、あけぼの子どもの森公園からは5人ほど見物してる人の姿が。なお、球場係員は西武ドームから派遣されて来たようで、「SEIBU DOME STAFF」と書かれたジャンパーを着ていた。

シーレックスファン ライオンズファン
   
あけぼの子どもの森公園からの眺め テレビ飯能の取材

6回裏西武は無死満塁のチャンスを作る。ここで湘南は田崎に投手を交代。一死後、6番代打石井義がライト前に勝ち越しのタイムリーヒット。これをライト・南がはじき2点が入りなおも二、三塁。さらに続く7番大友のライト犠牲フライ、8番カズのライト前ヒットで都合この回4点をあげた。試合はその後、西武が福井−内薗と投手を繋ぎそのまま6−2で逃げ切り。終了は15時32分。

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