文鶴野球場

前日(蚕室野球場)へ

2002年5月22日。ソウルのロッテホテルを出て、路上の新聞スタンドで「スポーツソウル」を買ってみた。値段ははっきり覚えてないが、たぶん600ウォンくらいだったと思う。スポーツ新聞は日本のものと比較するとページ数が多く(40ページ)、またカラーページも多かった。それとこの時期の日本もそうだったが、サッカー関係の記事が1面からずっと続き、野球の記事は13面にやっと出てくるという紙面構成だった。

スポーツソウル
 
前日観に行った試合の記事

そのあとマクドナルドに入り朝食にビッグマックセット(3900ウォン)を食べる。日本のマクドナルドとの違いをしいて挙げると、コーヒーカップが大きい、クリームが粉、フライドポテトにはケチャップの小袋付きといったところか。


韓国のマクドナルド

午前中は免税店に寄ってお土産等の物色。昼食は明洞(ミョンドン)の「シンソン(神仙)ソルロンタン」という店でソルロンタンという韓国料理を食べる。そして明洞駅からソウル地下鉄4号線で2駅先のソウル駅へ。ここで地下鉄1号線に乗り換える。1号線のホームに立ち電車を待っていると、予期していた方向とは反対側から電車が入線してきてちょっと驚く。

というのはそれまで乗ったソウルの地下鉄は日本とは反対に右側通行だったのに、1号線は日本と同様左側通行だったからだ。韓国では自動車も右側通行である。それなのに何故1号線のみ左側通行かというと、どうやら国鉄と交互乗り入れをしているからのようだ。

では何故国鉄が左側通行かというと、おそらく日本の占領時代に造られたからではないだろうか。そこで必然的に日本同様の左側通行になったものと思われる。そして今更左右を逆にするとなると、莫大な経費がかかるからそのままにしているのだろう。

さて、本日はSKワイバーンズの本拠地である仁川(インチョン)を訪れてみるつもりである。仁川はソウルから西へ約40km、鉄道で約1時間の港町である。日本でたとえてみれば東京から横浜へ、あるいは札幌から小樽へ行くような感覚に近いかもしれない。

乗り込んだ電車はソウル駅を出発するとすぐに地上へ出た。ここからが国鉄京仁線の区間になるようである。とりあえず終点の仁川まで行ってみることにする。運賃は1100ウォン。日本だと地下鉄からJRに乗り入れる場合、それぞれの会社の運賃が加算されるが、ソウルでは通しで運賃計算される。ちなみに仁川まではずっと複々線にもかかわらず、朝夕以外は各駅停車しか走っていないようだ。

仁川駅

仁川は港町ということで中華街があったが、なんか寂れた感じ。後で知ったのだが、仁川の中心地は1つ手前の東仁川駅のほうらしい。ざっと街を眺めたあと仁川から折り返し2駅目の桃源(トウォン)へ。運賃は600ウォン。ちなみに仁川駅には自動券売機はなく切符は手売りであった。こういう場合、言葉がわからないと少々不自由である。


仁川中華街

桃源駅

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