文鶴野球場

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ところで、SKワイバーンズのフランチャイズは2002年度から文鶴野球場に移転したという。では何故旧フランチャイズである桃源の仁川公設野球場を訪れたかというと、ワールカップ開催の関係でこの日はこちらで試合が行われるという情報があったからだ。

桃源駅で降りて、案内表示にしたがって歩く。英語併記なのが外国人にはありがたい。だが、このあたりはソウルとは違って商店の数なども非常に少ない。日本だと多少の田舎に行ってもコンビニを見かけるが、韓国の場合、地方に行くとコンビニなどほとんど無いようである。

球場への案内表示

ほどなく野球場が見えてきた。しかし試合が行われるにしては妙に静かだ。でも前日訪れた蚕室にしても似たようなものだったと思い、とりあえず球場のまわりを一周してみる。

仁川公設野球場入口	仁川公設運動場案内図
球場外観

これは変だと気づいたのは、球場の壁に掲示されていた日程表を見た時だ。日程が2001年度のままだったのだ。どうやら今日は新フランチャイズの文鶴のほうで試合が行われるみたいだ。しましまぁ、妙なガセネタを掴んでしまったものだ。

無人の入場券売場	閉まってます…

そこであわてて駅に戻り切符を買う。この駅も自動券売機がなく手売りである。窓口で日本から持参した「地球の歩き方　韓国」の路線図に書いてあるカタカナを見ながら、目的地である「ムンハッキョンギジャン（文鶴競技場）」と駅員に告げる。しかしそれが全然伝わらないようで、駅員も戸惑っていた。すると後に並んでいた客がどこに行きたいのか察して、駅員に正しい発音で行き先を告げてくれた。

後で聞いたところによると「文鶴」は「ムンハッ」ではなく「ムナク」と発音しなければならないようだった。そんなこんなでようやく切符を買うことが出来た。しかしこの時、余程あせっていたのだろう。重大なミスを犯してしまった。

桃源から京仁線に乗り富平（プピョン）で地下鉄仁川１号線に乗り換える。ここで座席に座りふと手元を見るとカメラが無いことに気が付いた。どうやら桃源駅で切符を買った時に忘れたらしい。しかしここで引き返したら試合に間に合わなくなってしまう。そこでとりあえずそのまま文鶴競技場に向かうことにした。

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