石川県立野球場

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金沢駅で駅弁「能登和牛弁当」(1000円)を買って、北鉄バスに乗り「西部緑地公園」で下車。駅から40分もかかる。球場の脇の公園にはSLが置いてあった。

98年7月1日、大型連敗真っ只中のロッテ戦観る。相手は西武。4500円の指定席券を買い、ネット裏最上段に座る。席に着いてみると隣は仮設の放送席で、そこには有藤が座っていた。

石川県立野球場は1974年6月、それまでの兼六園球場の閉鎖に替わり開設。兼六園球場は大変に狭い球場で、1949年4月26日の巨人−大映戦では両軍13本塁打の記録が生まれた。これは現在でも日本記録として残っている。

現球場も中堅こそ122mあるが両翼は91.5mで、やや狭い。スコアボードは電光式で、打率、HR数、風向き、風速、投球スピード、試合時間表示などいろいろ豊富であった。また内野席の金網は低く見やすかった。外野席は地方球場としては珍しく芝生席ではなく、コンクリートが階段状になったもの。

ちなみに読み方は「いしかわ・けんりつ・やきゅうじょう」であり、「いしかわけん・たての・きゅうじょう」ではない(某球団のウグイス嬢が後者で読んだことがあるらしい)。

ちなみにこの球場では酒類を全く売っていなかった。石川県の条例で酒の販売を禁止しているのだろうか。また球場内に清涼飲料水の自販機があり120円で売っているのだが、同じものが売店でも売っていてそちらは150円だった。

さて試合はロッテ・礒、西武・寺本の先発で6時半プレイボール。

1回裏ロッテは鈴木健のトンネルにより先制したものの、2回表には伊東の場外への3ランホームランであっさり逆転される。3回表には高木大の犠牲フライで1点追加。

そして5回表には9番の高木浩にもライトスタンドギリギリにホームランを打たれた。たぶんマリンスタジアムではホームランにはならなかったであろう。このへんにも連敗中のツキの無さがあるようだ。

さて試合の終盤になると雨が降り出し一時中断した。その後さらに2度中断する。放送席の有藤はその中断の間に試合中にもかかわらず帰ってしまった。どうやら予備カードで実際には放送していなかったようだ。雨は結局終了まで降り続いた。

西武はその後も7回、9回に1点ずつを加えロッテを引き離していく。一方ロッテは5回裏に2点、9回裏に1点を返すが及ばず結局7−4で西武の勝ち。ロッテはこれで13連敗となった。

観客は15000人。連敗中にもかかわらず、外野席にはロッテの応援団が多くいた。中には旧球団旗を振っている者もいた。そして内野席にもピンクのメガホンを持った集団がいた。逆に西武の応援団は全然いなかった。

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