敷島公園県営野球場

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1998年7月7日、「快速アーバン」に乗り、前橋に着いたのは午後3時15分。駅から球場までは3Kmくらい離れているが、試合開始にはまだ時間があったので、駅からブラブラと敷島公園まで利根川沿いに歩いていった。

競輪で有名な「グリーンドーム前橋」の脇を抜け、球場には試合開始の1時間前に着く。

今日のゲームは西武−ダイエー公式戦。以前は前橋では日本ハムの主催試合が年に1、2試合行われることが多かったが、ここ3年間は西武の主催試合が毎年1試合ずつ組まれている。また巨人のオープン戦もたまに行われる。

球場の前ではマスコットのレオが愛想をふりまいていた。そしてS席4500円を購入しネット裏に座る。この球場は全席背もたれ無しの長椅子だったが、窓口で最上段の席をたのんだので後の壁が背もたれがわりになった(壁の後は放送席)。

球場の開設は1963年。両翼91.5m、中堅122mで照明付き。収容人員は20000人。スコアボーボは電光式で「AV.」「HR」の表示もあった(多分今年はこの試合でしか使われないのであろう)。選手名は3文字までしか表示出来ないのかマルティネスが「マルテ」になっていた。

余談だが、以前(20年以上前)、TVでこの球場を見た時のスコアボードは手書きだったのだが、3塁側のチームの打順が右から左に逆に表示されていたという記憶がある。

試合前に球場内でビールを買う。レギュラーサイズで500円だった。

西武・森・ダイエー・西村の先発で6時15分開始。4回表にダイエーはロペスが左中間を破る二塁打を放ち2点を先取した。

そして5回表には集中打で一挙7点のビッグイニング。7回表には井口がライトポールギリギリにソロホームラン。9回表にも1点を加え、都合11点。

一方西武は、西村−佐久本−木村茂の継投に散発9安打の無得点。ダイエーの圧勝であった。観衆は外野はほぼ満員、内野は8割くらいの入りであった(公式発表は13000人)。

試合終了時刻は9時21分。てっきり臨時バスがあるものだと思っていたが、球場係員に聞くとそんなものは無いとのこと。路線バスの運転ももう終了している。

駅まで歩いてたら今日中に自宅まで帰れなくなってしまうおそれがある。そこで、どうにか群馬大学病院の前で「前橋タクシー」の営業所を見つけ、そこからタクシーで前橋駅まで行った。10分の乗車で1120円かかった。

駅のホームではサラリーマン風の男たちが今日のゲームの話をしていた。彼らもタクシーで駅まで来たのだろうか。22時21分発の両毛線で高崎へ行き、そこから最終の新幹線で大宮へ。埼京線、山手線、京王線を乗り継いで深夜0時40分に帰宅。

留守録画をしておいた「プロ野球ニュース」を見ると、ロッテが9回2死まで勝っていながら同点に追いつかれ、最後は広永に代打サヨナラ満塁ホームランを打たれ、ついに日本新記録の17連敗とのこと。しかしあまりにも劇的な負け方だなあ。

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