千葉マリンスタジアム
沿革
建設の発端は、1982年3月1日の定例記者会見において、松井旭千葉市長が21世紀の千葉市のシンボルとして「多目的千葉スタジアム」建設の基本構想を発表したことに溯る。当初は千葉駅近くの千葉公園球場を改築し、収容40000人強で1984年4月に開場する構想だった。
その後紆余曲折があり、「幕張新都心計画」の中に組み込まれる形で、幕張メッセ隣接地に1988年1月30日起工。同年4月に一般公募により「千葉マリンスタジアム」と命名され、総建設費133億円を費やされ1990年2月22日に竣工された。
正面ロビーの「定礎」
こけら落としは1990年3月24日の巨人−ロッテ・オープン戦(巨人主催)。プロ野球初公式戦は1991年5月25日のヤクルト−中日で、同年7月31日には1試合だけロッテ主催試合も行われた。
そして1992年より千葉ロッテ・マリーンズのフランチャイズとして本格的に稼動。また早慶戦で神宮球場の使えない時期等には、毎年ヤクルト主催試合も行なわれている。
オリオンズ時代に千葉マリンで行われた公式戦の入場券 (1991年7月31日・ロッテ−西武) |
ヤクルト戦の告知ポスター |
交通
京葉線・海浜幕張駅から徒歩約15分。ただしロッテ戦開催時には駅前の「プレナ幕張」1階のグッズショップ「マリーンズボールパーク」前から、「マリーンズ号」という京成電鉄バス運行によるシャトルバスが運行される。このバスには2005年の交流戦優勝賞金で作られたラッピングバスが充当。車体はユニフォームをモチーフとして、ファンの背番号である「26」がデザインされている。
シャトルバス3種 |
運賃は以前は無料だったが2004年度からは大人100円、小人50円となった(現金払い)。所要3分。運行時間は下記参照。
マリーンズ号 運行時間 | |||
ナイター | 夏季ナイター | デーゲーム | |
行き | 16:00〜19:30 | 15:30〜19:30 | 10:30〜14:30 |
帰り | 7回裏終了または20:30〜 | 7回裏終了 | |
開門 | 16:30 | 16:00 | 11:00 |
試合開始 | 18:00 | 18:00 | 13:00 |
※注−上記の表は「原則」なので、実際には変更になる可能性も有ります。
また、JR及び京成電鉄・幕張本郷駅からも京成バス「マリンスタジアム行」が、車長18mの「連接バス」によって運行されている(所要約15分、250円)。余談だがこのバスは日本で初めて路線バスとして営業運転された連接バスである。
こちらは幕張本郷駅からの連接バス
なお、駐車場は球場隣に600台収容の「幕張海浜公園駐車場」があるが、試合開催日にはすぐに一杯になってしまうようである。その場合には6000台収容の「メッセ駐車場」がある。ちなみに以前は、球場に向かう歩道上に12球団のマークが描かれていたが、落書きが多く美観を損なうためか消えてしまった。
幕張海浜公園駐車場 | かつては歩道に12球団のマークが描かれていた |
入場料
年間2回以上、あるいは2人で内野自由席及び外野席に入るならば、ファンクラブ(年会費3500円)に入るのがお得である。「内野自由席招待券」2枚と入会記念品(ユニフォームシャツなどから1品)、ロッテリア試食券などを貰える。それに、来場時に先着でファンクラブ会員のみに配られる「オリジナルバッチ」も見逃がせないコレクターズアイテムである。なお、内野席券(新聞招待券等を除く)で外野席に入ることも可能である。
ファンクラブオリジナルバッチ (左は入会記念バッチ) |
ロッテリア試食券 |
ファンクラブコーナー (入会受付、来場ポイント記録) |
カモメの窓口 (前売券販売、招待券引換) |
内野自由席招待券 |