長野オリンピックスタジアム

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さて、そろそろ球場に入ろう。まずは外周コンコースにある売店を覗く。売られていたものを列挙すると、幕の内弁当700円、助六弁当650円、ケンタッキーフライドチキン(3ピース)600円、焼き鳥(5本)500円、フランクフルト250円、たこ焼(12個)500円、キリン淡麗400円、清涼飲料水(ペットボトル)200円、日本酒(霊山)300円など。長野らしいものとしては「善光寺おやき」150円なんてものがあった。


コンコースの売店

次にグッズ関係の売店を見ると、石毛、清原、工藤、杉山、秋山、マルティネスなどの西武ライオンズのデッドストックものが全品100円で売られていた。


100円均一デッドストックコーナー

ここで球場の概要を。こけら落としは前述の2000年5月20日の西武−オリックス公式戦。グラウンドは両翼99.1m、中堅122m、面積14200uで全面人工芝。バックネット前の芝生上には「NAGANO」と書かれている。照明塔は6基。

ネット裏から 一塁側から
   
三塁側から 外野席から

スコアボードは磁気反転式でAv.、HR、球速表示付き。高さ6m、幅52mとかなり横長で西武ドームのスコアボードを連想させる。ブルペンはファウルグラウンド内に仕切りを設けて各2人分。これも西武ドームに似た構造だ。外野フェンスには「信濃毎日新聞」、「長野信用金庫」などの地元企業の広告が多く書かれていた。


スコアボード


ブルペン

観客席はネット裏1階席は背もたれ付き、内野席と2階席は長椅子で、内野合計で21000人収容。客席は薄い紫色に塗られているのが特徴だ。そして外野は芝生席で14000人収容。内外野合計では35000人の収容となる。なお、この日は二軍戦ということもあって2階席は閉鎖されていた。また、ネット裏1階席の最上段には記者席が設けられている。そして記者席の両脇には身障者席も用意されている。

ネット裏1階席 内野席
 
外野席
   
記者席 身障者席

さて、試合に話を移そう。試合前に両チーム監督に何故か「キリン淡麗シスターズ」からの花束贈呈。そして国歌吹奏、西武ナインのサインボール投げ入れ等が行われたあと、定刻よりも遅れて14時6分にプレイボールがかかった。先発投手は西武・後藤、巨人・佐藤。なおサインボールの投げ入れは1回裏の始まる前にも巨人ナインによって行われた。これはわりと珍しい。

4回裏西武は、2死1、2塁から8番野田の中前打で1点を先制する。そして6回裏には1死から5番高山のソロホームランで1点を追加。さらに1死1、3塁から8番野田、9番黒田に連続タイムリーヒットが出て2点追加。そしてとどめに1番水田がレフトで3ランホームランを放ちこの回一挙6点。結局このまま7−0で西武の完勝に終った。試合終了16時35分。

なお、地元松商学園出身の巨人・田中健太郎が7回表に代打で登場。場内からは拍手、歓声があがるも敢え無く三振。場内からは「やっぱり」という自嘲気味な声があがった。

帰りはシャトルバスで長野駅へ(所要24分)。18時30分発の西武の高速バスで東京へ戻る。乗客はわずか6名。定刻よりも20分早く21時50分に池袋に到着した。

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