長崎県営球場

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99年4月20日、博多13時17発特急「かもめ」に乗り、約2時間で長崎に着く。とりあえず街の洋食屋で長崎名物の「トルコライス」を食う。「トルコライス」とはナポリタン、とんかつ、ドライカレーがひとつの皿に盛られたもの。

そして路面電車(長崎電軌)の「赤迫」行に乗り、大橋電停で下車する。長崎駅からは10分くらい。電停のすぐ前に長崎県営球場(通称ビッグNスタジアム)がある。

実はこの場所に来るのは3度目である。1回めは旧・大橋球場時代、2回めは新球場が出来た年(97年)の9月6日のヤクルト−広島。この時は雨天中止となってしまい、中に入ることが出来なかった。そして今回初めて新球場の中に入る。

球場正面には「ビッグNスタジアム」と書かれた銀色の巨大ヘルメットがあり、待ち合わせの目印となっているようであった。球場の通路にはアーチ型の柱があり、神宮やアルペンスタジアムに似た外観である。

外野スタンドの外壁には長崎県の歴代甲子園出場校のプレードが貼ってあった。

また、球場内には「野球展示室」のような部屋があり、ユニフォームやサイン色紙、記念ボール、球場模型などが飾られているようであった。ユニフォームは香田(近鉄)、下柳(日本ハム)、そのほかに大洋(オレンジ色)、ロッテなどもあった(選手不明)。ただし、この日はプロ野球開催日のため、一般人は入れず、外から覗いただけである。

この日のカードは、横浜−阪神。B席(4300円)を買い入場する。入場口では紙製のベイスターズ応援旗をプレゼントされた。そして売店では「ベイスターズ・グッズ期間限定特価販売」をやっていた。売店は外にもあり、入場券が無くても買える。

開設は97年7月。両翼99.1m、中堅122m、全面人工芝で、6基の照明塔。スコアボードは電光で、経過時間表示やメッセージボード付き。

収容人員は25000人。ネット裏の観客席は1階ながら、他の球場では2階席に相当する高さまでスタンドがある。そしてライトスタンド後方には稲佐山が望める。

球場のすぐ脇には長崎本線の高架線が走っていて、スタンドから列車がよく見える。

ということは列車から球場もよく見えるということで、通過する列車からは、乗客のみならず車掌までもが球場を覗き込んでいた。そして中には徐行運転している列車もあったが、わざとだろうか?

スタンド内通路には、大魔神社に展示されていた佐々木の手の黄金像、優勝記念に選手にプレゼントされた「Vリング」(指輪)、V2を祈願して作られた「黄金球」(権藤監督サイン入り)が展示されていた。

試合は阪神打線が爆発し、9−3で勝つ。観衆は21000人。

三塁側スタンドには、頭が薄いのに長髪を後で結わいてるタイガースファンのおっさん(珍プレー集などにも出てくるので、知っている人もいるだろう)が、さかんに応援をしていた。神宮や横浜でも見掛けるが、この人は一体どこに住んでいるのだろう?

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