名護市営球場

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99年2月27日朝9時半頃、宿泊先である那覇「南西観光ホテル」近くの「牧志」バス停で、ダラ球会のメンバー3名が名護行きのバスを待っていると、個人タクシーの運転手が目の前に停まった。

名護までなら1人あたり2000円(3人で6000円)で行ってやると言うので協議の結果タクシーで行くことに決める。

車窓から万座ビーチやムーンビーチなどのエメラルド色の海を見ながら1時間40分ほどで名護に着いた。

この日のカードは日本ハム−オリックス・オープン戦。内野席券2500円を買い、とりあえず中へ。試合開始2時間前のため観客はまだ30人くらいしかいなかった。試合が始まるまでヒマなので、球場のまわりをぐるっと歩いてみた。

まず目についたのはライト側場外にあるバッティングセンターそばにあった「軽食・エイ」という店。ここが大変安い!

カツカレーが350円で社員食堂や学生食堂なみの値段であった。報道関係者はみんなこれを食べていた(他にオムライス300円、エッグサンド150円なども有)。

これは余談だが沖縄の物価は本土に比べて安いのだが、それを実感するためには観光客相手の店に行ってはダメ。地元の人相手の店に行くべし。

さらにその店の先に足を向けるとファイターズの宿舎の「ホテルゆがふいんおきなわ」があった。

今度は海岸に行ってみる。海は東シナ海である。球場の外壁から波打ち際までは50mも無いくらい近い。おそらく日本で最も海に近い球場なのではないだろうか。場外ホームランがそのまま海に飛び込みそうだ。

球場の隣にはサブグラウンドがあり、ブルペンやエアドームが仮設されていてファイターズの選手がウォーミングアップをしていた。

名護市営球場は76年12月15日開設。日本ハムのキャンプ地としては、79年からは投手陣のみ、81年からは野手陣も加わって本格的に使用されるようになる。両翼97m、中堅118m、スコアボードは手書き。6基の照明塔があり収容人員は6278人。同じ沖縄でプロのキャンプに使われている北谷や宜野湾に比べると多少ボロく感じた。

なおチケットには「名護市営球場」と書かれていたが、球場の看板は「名護球場」となっていた。

前日に今関が名護市内でチケットを売り歩いたそうだが、雨模様(しかも風が強い)のため観客はまばら。外野席など数人しかいない。目分量では1000人がいいところに見えたが公式発表は2000人であった。

結局ゲームは7回表終了後降雨コールド。帰りは行きに乗ったタクシーがまた迎えに来る。高速道路を通ったので行きより950円余計にかかった。

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