中井町中央公園野球場

MAP

最初、イースタンリーグの日程表に「中井」と載っているのを見て、それがどこにある町なのか全然わからなかった。そこで前後の試合の日程を見てみた。

すると同じカードが翌日横須賀で行われることから神奈川県内と推定する。そして神奈川県の地図を見るとたしかに「中井町」というのがあった。東名高速の「秦野中井インター」の近くである。

ということで1999年5月22日、神奈川県中井町へと出かける。下北沢から小田急線に乗り9時45分頃秦野駅に到着。秦野に来るのは、かつての上司の引越しの手伝いに来て以来9年ぶりである。

駅に着くとまず、改札口前の「オダキューOX」で昼食を買おうとしたが、ろくなものを売ってなかった。そこで少し離れた所にある「サークルK」まで歩いて行って買う。そして秦野駅南口から10時17分発の神奈中バス「井ノ口経由比奈窪」行きに乗車した。バスの中では珍しくガムや傘などを売っていた。

バスは駅をぐるっと大回りして秦野駅の北側に向かった。これは中井町とは反対方向である。乗るバスを間違えたのかと一瞬あせったが、これは町の中心部を経由するためであり一安心。

バスは秦野中井インターの下をくぐり抜け中井町に入る。そして約25分程で、終点の1つ手前の「中井中学校前」で降りた。運賃は300円。そしてさらにバス停から10分ほど歩いて中井中央公園に到着。

両翼97.6m、中堅122m、照明塔6基。スコアボードは手書きで、得点表示のみ電光。収容人員はスタンド1000人、芝生席1000人の計2000人。開設年は不明だが、まだ真新しいので出来てからそう何年も経ってないものと思われる。

入場は無料。球場正面に売店が出ていて、その場でコロッケや串カツなどを揚げていた。おそらく地元の肉屋がやっているのだろう。値段も焼き鳥60円、コロッケ60円、串カツ80円と安かったので、コンビニで昼食を買ってあったにもかかわらず買ってしまった。また、中井町特産「足柄ポッキン漬け」なるものも売っていた。これは生姜の甘酢漬けで、試供品が置いてあったのでこれも食う。

試合前にはお決まりの中井町長の挨拶、地元中学生の始球式があり、イースタン・リーグ公式戦・横浜−ヤクルトは午後1時に始まった。

先発投手の横浜・関屋、ヤクルト・岡林はともに調子良く、淡々とした投手戦が6回まで続く。

しかし7回表無死1,2塁で、5番津川がバント失敗のあと、右中間三塁打を打ちヤクルトに先制の2点が入った。さらに続くルーキー本郷の犠牲フライでこの回3点。

だが、その裏岡林もつかまる。1死2,3塁から7番新井のタイムリーヒットで1点を返される。ここで岡林は交代。この後ヤクルトは五十嵐(ワンポイント)−河端−斉藤と繋ぎ、横浜打線を川端の犠牲フライの1点に抑え、3−2で勝利を収めた。

この日の観客数は目測で約1000人。ライトスタンドには横浜の二軍戦でよく見掛ける紫色のハッピを着たトランペットのニイチャンがいた。

帰りは16時1分の「震生湖(しんせいこ)経由秦野駅」行きのバスに乗る。こちらは行きに乗ったルートより遠回りのため、約30分で340円かかった。

目次へ

inserted by FC2 system