その後の西宮球場

2004年9月6日。なんばパークスの「南海ホークスメモリアルギャラリー」を見たあと西宮北口へ。5年ぶりに西宮スタジアムを訪れた。すでに2002年末に閉鎖されていたが、建物のほうはその後残っていたようだ。しかし遂に2004年9月1日から撤去工事が始まったというニュースが届いた。そこでヤフーBBスタジアムへ行くついでに見に来た。

西宮北口駅を降り立ち改札口を抜ける。駅構内から球場方面を眺めると、阪急今津線の向こうにスタジアムは健在だ。アメリカの球場みたいにダイナマイトで一瞬にして解体するわけではないので、これは予想通りの光景である。ちなみに駅構内にあるシャッターに描かれているスポーツのイラストもまだ健在。その中の野球のイラストは、阪急ブレーブスのユニフォームを連想させる。

西宮北口駅
   
今津線の向こうにはスタジアムが 野球のイラスト

駅から球場へ向かおうとすると、なにやら工事が行われている。これは球場解体に伴う工事なのかと思ったが、駅の北口と南口を結ぶ道路の建設工事のようで、特に球場解体とは関係無いようだった。そして何度か来た道を歩き球場へ。程無く球場正面へ到着した。

意外なことに以前来た時と比べて明らかな変化は見当たらない。唯一気付いたのは、球場前にあった「阪急ブレーブスこども会30周年記念」の碑が台座を残して撤去されていたことだ。果たして解体されてしまったのか、それともどこかに保存されているのか気になるところである。

記念碑跡 台座

また、建物の周りを工事用フェンスで覆ってあるのかとも思っていたが、それも無い。ただし敷地内にはフェンス用の金属材が用意されてはいたが。このあとは球場の周りをぐるっと一周し、以下の写真を収め球場に永遠の別れを告げた。

   

 

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