大宮公園野球場

1998年9月9日、マグワイアの62号をTVで見届けて(日本時間午前10時18分)から、10時半に自宅を出てこの球場を訪れた。

東武野田線・大宮公園駅を出て右側の大宮競輪場の方へ向かう。ちなみに駅から左側の大和田公園のほうへ向かうと大宮市営球場がある。この日のカードはヤクルト−日本ハムの二軍戦。

開設は1934年11月30日と古く、高校時代に長嶋茂雄がこの球場でプレーをしたこともあるらしい。

そして1992年7月14日に全面改装されて現在の姿になる。両翼99m、中堅122m、6基の照明塔を有し、収容人員は20500人(内野17000人、外野3500人)。高校野球埼玉県大会のメイン球場としても使われているなかなか立派な球場である。

しかしながらプロ野球には久しく縁が無く、おそらく改装後はこれが初のプロ野球開催ではないだろうか(1948〜55年には公式戦開催の記録がある)。お隣の市営球場は毎年二軍戦が行われているというのに。西武あたりがオープン戦で使ってもよさそうな気がする。

さて、中に入るとネット裏の記者席に勝手に座った。どうせ記者なんか誰も居ないのだ。ここはテーブル付きなので弁当などを食べるには大変便利。近くのコンビニで買ったパンを食べながら観戦。ああ、至福のひととき。

とても天気が良くて日差しが強いので、カージナルスの帽子を被る。これはマグワイアに敬意を表してのこと。

こんな野球日和にもかかわらず観客はわずか100人程度。きっと高校野球の時のほうが客が多いんだろうな。でも平日だから仕方ないか。

筆者はひそかに観客席に「こ○やまさん」が居るのを期待? したが、どうやら居ないようだった。

かわりに、パンチパーマでメガネをかけて尻のポケットに新聞をつっこんで借金取りのようなカバンを持ったおっさんが居た。この人もやはり日本ハムの二軍戦でよく見掛ける。

試合は日ハム・櫻井、ヤクルト・斉藤の先発で午後1時開始。1回表日ハムは4番根本の三塁打で1点を先制。しかしその裏ヤクルトは、高梨の二塁打とショートゴロエラーで2点を入れあっさり逆転。

そしてヤクルトは、3回には津川のタイムリーヒットで1点、5回にも野選とピッチャー斉藤のヒットで2点を加え、そのまま5−1で勝利を収めた。試合時間は3時間18分。

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