県立相模原球場

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2000年8月25日、13時15分に横浜線・淵野辺駅に到着。今日の試合は18時開始である。それなのに何故こんなに早く来たかというと、淵野辺に行くからには「肥後っ子大石家」というラーメン屋に寄ってみたかったからである。

この店はその名のとおり熊本ラーメンの店で、スライスチーズがトンコツスープに絶妙にマッチしているという。また店主がとてもユニークな人らしく、店の看板には自分の似顔絵が描かれていたり、「一杯のラーメン600円で英会話を教授(海外旅行編)」などと書かれていたりとなかなか興味深い。

駅から線路沿いに数分歩いて店へ到着。すると無情にも「8/31マデ夏休み」の貼り紙。ラーメン屋にわざわざ出掛けていった時に、何が残念かというとこの「臨時休業」である。野球にたとえると「雨天中止」のようなもの。「ラーメンで英会話を伝授」は謎のままとなった。結局、駅前の「ガスト」で日替りランチ(ハンバーグと若鶏の唐揚げ)の昼食となった。


「肥後っ子大石家」は夏休み

さて、淵野辺駅の改札口に貼ってあった相模原球場への案内を見ると、南口から「淵31・32系統」のバスに乗ればいいようだ。でも、時間はたっぷりとあるので散歩がてらブラブラと歩いていくことにした。

まずは駅前の鹿沼公園へ寄り道。この公園内には「鹿沼児童交通公園」というのがあり、SLのD52や元横浜市電と思しき車両が保存されていた。電車には運転士や乗客の絵が描かれており、まるでブリキのおもちゃみたいだ。

D52 横浜市電?

球場に向かう道には、「文部省宇宙科学研究所」、「東京国立近代美術館フィルムセンター相模原分館」、「国民生活センター」、「相模原市立博物館」などがあった。その中で、市立博物館は入館無料だったのでまた寄り道。そんなことをしながら15時半すぎに淵野辺公園に到着。ちなみに駅から普通に歩けば20分ちょっとくらいだろう。

淵野辺公園は広さ15haの運動公園で、相模原球場の他にはひばり球場、人工芝コートのテニス場、銀河アリーナ、多目的に使える芝生広場や樹林広場などがある。そして周囲はジョギングコースになっている。

ひばり球場は両翼70m、中堅80mの少年野球及びソフトボール用ながら、屋根付きの観客席(内野500人、外野芝生席500人の計1000人収容)、電光掲示のスコアボード、4基の照明塔のあるなかなか本格的なもの。

ひばり球場

また、人間の顔を模した外観がユニークな銀河アリーナは、夏は屋内プール、冬はアイススケート場になり、場内にはトレーニングセンターや「レストラン銀河」などもある。この日は、高校生の水泳大会が行われていた。


ユニークな外観の「銀河アリーナ」

相模原球場は、1986年9月30日開設。両翼95m、中堅120mとやや小さ目ながらファウルグラウンドがかなり広くとられている。観客席は、ネット裏は背もたれ付き、内野は長椅子で合わせて8064人収容。外野芝生席は8000人収容で合計16064人。照明塔は6基。

スコアボードは手書きで得点表示のみ電光式。このスコアボードはアメフトにも対応していて、「PLAY TIME」や「1〜4クォーター」の表示も併設されている。ファウルグラウンドが広いのはアメフトに対応させたためだろうか。


スコアボード(アメフトにも対応)

1996年までは日本ハム二軍のフランチャイズとして使用。1994年にはジュニア日本選手権、1997年にはジュニアオールスター、1998年には横浜の公式戦も開催されたことがある。また、首都大学リーグや神奈川大学リーグでも使われることがある。

この日のカードはイースタンリーグ公式戦・湘南−巨人。入場料は、内野・大人2300円(前売1900円)、内野・小人1200円(同800円)、外野・大人1300円(同900円)、外野・小人500円(同300円)。


入場券

中に入ると、スタンド下のコンコースに売店がいつくか出ていたが、特に入口正面にある売店がわりと充実していた。売られていたものは、各種弁当(しょうが焼、とんかつ、ノリ弁、エビフライ)680円、いなり寿司400円、助六450円、自家製やきとり400円、からあげ300円、手作りおにぎり(2個)300円、やきそば300円、メンチカツ60円、コロッケ50円、アメリカンドッグ150円、フライドチキン250円、あらびきフランク150円など。

ここは「肉のチバヤ」という地元の店がやっているようで、そのため肉類のメニューが充実しているようだ。そこで「肉屋さんの自家製コロッケ」を1個買ってみた。ソース、マヨネーズ、ケチャップ、マスタードなどがテーブルに置いてあり、お好みのものを付けて食べる。

以前、この球場が日本ハム二軍のフランチャイズだった頃によく来ていた人の話によると、コロッケは熱々の揚げたてだったらしいが、今回食べたものは残念ながら冷めていた。

なお飲み物類は、缶ビール(レギュラー)350円、同(ロング)400円、生ビール500円、清涼飲料水(ペットボトル)150円、同(缶)120円。また湘南、巨人のグッズ類の売店も出ていた。


売店

試合開始まで2時間もあったので、しばらくネットに張り付いて練習を眺めていると、近くにいた子供が新井潔(湘南)に向かって「あらい〜!」と叫んだ。すると新井は、「呼び捨てにすんなよ、むかつくなぁ」と言って子供の立っているスタンドのネットにボールを投げつけていた。

17時半になると照明に灯りが燈る。と同時にスタメンの発表。先発投手は湘南・関口、巨人・條辺。試合前には、子供たちによるスピードガンコンテスト、地元シニアリーグの選手から両軍監督に花束贈呈、サインボール投げ入れ、相模原市長による始球式などのセレモニーがある。


ファウルグラウンドが広いのが特徴

18時プレイボール。1回表、巨人は2番山田がライトスタンドへ先制のソロホームランを運ぶ。ちなみに「ホームラン賞」は卵50個だそうである。1人でそんなに貰ったら食べ切る前に腐ってしまうぞ(笑)。

3回裏、湘南が反撃。1番福本のタイムリーヒットで同点に追いついたあと、4番宮内がライトスタンドへ満塁ホームラン。この1発が効き、試合はそのまま5−1で湘南が勝った。ところでこの試合には、どこへ行っても見かけていたシーレックスの応援団が珍しく来てなかった。別に構わないけど。

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