西京スタジアム

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99年3月6日、小郡から山口線に乗る。山口線はSLで有名だが、この時期には運行されてなかった。だが小郡駅のホームはSLの運転を考慮して、駅名が右から「りほごお」と表示されていたりして、なかなかレトロな雰囲気を演出していた。

そして2両編成のディーゼルカーに乗る。車内はかなり込んでいた。私の前の席に座った男性2人はタイガースファンらしく、東京からわざわざ山口までオープン戦を観に来たようだ。そして翌日には倉敷マスカットスタジアムに行くという会話をしていた。世の中には物好きが結構多いものだ(他人のことはいえないが)。

さて列車は山口駅に到着。駅員に「西京スタジアム行きのバスは有るのか」と聞くと「無い」というので、さらに列車に2駅乗り、宮野という駅で下車。無人駅であった。

駅前には「ローソン」が有ったのでそこで飲食物を購入。すると近くにバス停があり、野球観戦に来たとおぼしき人々が並んでいた。バスは程なく来て、約10分で「スポーツの森」で下車する(運賃160円)。

しかしバス停は「山口市スポーツの森」の入口にあり、そこから球場まではさらに坂道を10分くらい歩かなければならなかった。もっと便のいいところに球場を作ってくれよぉ〜(ちなみに小郡駅からバスの便もある)。

ネット裏内野席(席は自由)3700円を購入して入場。両翼100m、中堅122m、6基の照明塔があり、スコアボードは磁気反転式のなかなか立派な球場である。隣には第二球場もあり、この日は臨時駐車場となっていた。ただし、まだプロ野球の公式戦は行われたことはない。

バックネット前の芝には「YAMAGUCHI」と書いてある。以前は「SAIKYO」と書かれていたらしいのだが、徳山や岩国からクレームがついて直したということを隣の客が言っていた。

さてこの日のゲーム、広島−阪神のオープン戦は山口市長の始球式のあと、午後1時に開始された。3回表には阪神の新外国人ブロワーズが右中間に2ランホームラン。するとスコアボードの両軍選手名表示が消え、そこに「HOME RUN」という文字が出た。

観客席はほぼ満員。公式発表は10000人だったがもっと入っているように見えた。タイガースファンの比率が高く、7回表には三塁側とレフトスタンドから数多くのジェット風船が舞い上がった。

試合はわりと淡々とした内容で3−1で阪神の勝ち。

帰りは球場から山口駅まで4〜5キロの道のりをひたすら歩く。途中、球場から2キロ以上離れた場所に「オープン戦臨時駐車場」を見つけた。車で来ても歩かなければいけないとは大変だ。そして山口駅前の旅館へ投宿。旅館のご主人も今日の試合を観にいったと言っていた。

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