さよなら川崎球場

第3部「オープン戦前売り」にてから続く

第4部

「川崎劇場ファイナルシーン メモリアルゲーム」にて(2000年3月26日)

ついにこの日がやって来た。「川崎劇場ファイナルシーン メモリアル・ゲーム 横浜−千葉ロッテ」である。我らダラ球会メンバーは、11時半にJR川崎駅に集合。いつもと違ってこの日は遅れる者は皆無だった。みんな今日は気合が入っているなぁ。

そして我々は歩いて川崎球場へと向かう。すると、途中の川崎市役所に今日のゲームの垂れ幕が下がっているのを見つけた。これを見てさらに気分が盛り上るダラ球会であった。


川崎市役所の垂れ幕

そして「川崎ハローブリッジ」(歩道橋)へ着いたところで、係員が誘導をしているのに出くわした。先に行っていたメンバーから、この歩道橋まで行列しているとは聞いていたので、この時点ではまだそんなに驚かなかった。

そこで最後尾につくため、我々は行列の切れ目まで歩いた。ところが、行けども行けども行列の切れ目が無い。そうするうちに、列はぐるりと一回りして球場のすぐ近くまで続いていた。たぶん行列は1kmくらい長さがあったのではないだろうか。これにはさすがにビックリ。近隣の住民も何事かと行列を眺めていた。

ちなみに行列の途中にあった「セブンイレブン」では、店頭にワゴンを出して臨時販売をやっていた。そして「さよなら川崎球場 ありがとう大洋ホエールズ ありがとうロッテオリオンズ」という貼り紙も掲げられていた。しかしこの店は大洋ホエールズ時代はもちろん、ロッテオリオンズ時代にもまだ無かったような気がするが(笑)。


ハローブリッジから行列を望む


果てしなく続く行列

結局入場するまで1時間以上かかった。こんなに並んだのは、30年くらい前の優勝を争っていた時代の巨人−阪神戦以上である。ちなみに当日券はわずか360枚しかなかったらしく、30分で売り切れたそうだ。なお、行列に便乗して? 球場前では「川崎フロンターレ市民後援会」のチラシが配られていた。


ようやく球場前へ


球場正面

1時を過ぎたところで、ようやく球場内へ入る。入場時には係員から抽選券を渡された。そして入口を入るとすぐの所の旧「ファンコーナー」に、グッズの売店が出ているのに気が付いた。また一塁側の売店も営業をしていた。ともにここ数年は開いているのは見たことがなかったが一体何年ぶりの営業なのだろう。


抽選券


旧・ファンコーナーのグッズ売場


一塁側の売店

中に入ると、当初はまず真っ先に「名物ラーメン」に行こうと思っていたのだが、行列がすごい。並んでいたらプレイボールに間に合わなくなるので、結局ラーメンは断念。そこでせめて店内だけでもとチラっと覗いてみたら、例の金子さんではなく別のヒゲの男の人がいた。

結局この日、試合中でも行列は途切れることがなく、前日の夕方4時から徹夜で仕込んだという1000食分のラーメンはゲームセット前に完売した。

「球場名物ラーメン」の行列


店内のもよう
(金子さんは不在)


店頭にはこんなメッセージが

ラーメンは諦めたかわりに「広島風お好み焼」をふさくんが買って来てくれたので食べた。ちなみにこちらも行列が長かった。だが、何故か近くのうどん屋は閑散としていた。


広島風お好み焼も行列

 


何故かうどん屋は空いていた

ちなみにお好み焼屋の近くには、「ありがとう川崎球場実行委員会事務局」があった。一体どういう関係の人が実行委員をやっていたのだろうか?(川崎市関係? ベイスターズ関係? それともサントリー関係?)


ありがとう川崎球場実行委員会事務局

球場の前には仮設の出店も出ていて、こちらも盛況だった。出ていたのはたぶんフリーマーケットの時と同じ業者でだろう。


賑わう出店

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