香川県営野球場

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2001年3月24日、瓦町のカプセルホテルで7時半に起床する。この日は香川県営球場に行く予定だが、その前に高松市立中央公園に立ち寄ることにした。高松に来たからには「野球王国高松を築いた名将」三原脩・水原茂の銅像を表敬訪問しておきたかったからである。この像は1993年12月4日に渡邊庄三郎氏製作により建立されたもの。ちなみにこの公園は1981年に閉鎖された高松市立中央球場の跡地だそうである。

三原脩・水原茂像

筆者が像を眺めていたら、唐沢俊一が歳を取ったような風貌の老人が近寄って来て、「野球が好きなんですか?」と話しかけられた。そして「今日はパリーグの開幕日(注・この年はパが先行開幕)なのにテレビ中継が無いのがさびしい」とも言った。たしかにこの日、香川県では瀬戸内海放送で地元開催の阪神−広島のオープン戦の中継はあるがパリーグの中継は無かった。そのうち老人は某宗教団体の冊子を差し出してきて手渡されたので、足早にこの場所から立ち去る。

そのあと県庁近くの「さか枝」に行って、ぶっかけうどん(小)160円といなりずし100円、メンチカツ70円の朝食。やはり高松に来たからには讃岐うどんは欠かせない。天かす、ネギ、ゴマ、しょうがが入れ放題なのはうれしい。しかもうどんは自分で湯掻くセルフ方式である。

さか枝 ぶっかけうどん、いなりずし、メンチカツ

そして富士銀行で金をおろしてから、高松駅前のロッテリアで昼食用に平日半額のビーフてりやきバーガー(税込110円)と、駅構内の「BIG KIOSK」で飲み物とおにぎりを購入し駅前のバス停へ。3番のりばから「県営球場直行」のコトデンバス臨時便に乗り込む。運賃は往復で600円。この臨時バスはだいたい15分間隔で運行しているようだった。

バス停前の臨時切符売場で乗車券を買うと、おまけに瀬戸内海放送のあぶらとり紙をくれた。ちなみに同所ではオープン戦の入場券も販売していた。


球場直行のコトデンバス

バスは10時49分に発車し、所要16分で香川県総合運動公園に到着。なお、定期バスだと琴電高松築港駅前バスターミナルからコトデンバス下笠居線(小坂行または弓弦羽行)で所要約30分だそうだ。

運動公園内には野球場、第2野球場、サッカー・ラグビー場、第2サッカー・ラグビー場、テニス場、多目的広場(ソフトボール場兼臨時駐車場)、芝生広場が設置。


公園案内図

第2野球場は両翼92m、中堅120m、ネット裏に長椅子の観客席があり収容人員は400人。小さな照明塔が2基ありスコアボードは得点表示のみ。こちらの球場はアマチュアのオープン戦などで使用されているようである。

第2野球場正面 グラウンド
   
スコアボード 観客席

球場のパンフレットを貰いに公園管理事務所に行くと、事務所内には1993年の「第48回東四国国体メモリアルホール」があり、当時のマスコット「オリーブ君」が飾られていた。


オリーブ君

公園内にある竣工記念碑によると、ここはもともと200年以上前に築造された生島塩田という場所だったそうで、1971年に製塩業の近代化により廃止された跡地に1982年に開場したそうである。そのため前述の高松市立中央球場がお役御免となり閉鎖されたのだろう。

なお、余談だが園内には「スポットガーデン」という、瀬戸大橋、小豆島、屋島、栗林公園の松、善通寺、象頭山などの香川県の風光明媚な風土と地形を、石組や灯篭で表現した日本庭園がある。

竣工記念碑 香川県を表現した日本庭園

さて、入場券を購入しよう。本日のカードは阪神−広島オープン戦。前日の坊っちゃんスタジアムと同じカードである。これで阪神戦を神宮から3試合続けて観ることになった(ホントはこの翌日のマスカットスタジアムの広島−阪神も観戦予定だったが雨天中止)。なお入場券の種類は、特別指定席3000円(前売2500円)、内野指定席2500円(同2000円)、内野自由席・大人2000円(同1500円)、内野自由席・小人1000円(同700円)外野席・大人1000円(前売なし)、外野席・小人500円(同)。


入場券

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