東予市運動公園野球場

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1999年4月11日、松山から8時20分発の予讃線・伊予西条行普通列車に乗り込み、9時46分に伊予三芳という無人駅に降り立つ。駅は田園地帯のど真ん中に立地していた。一応ここが「東予市運動公園」の最寄り駅である。

ちなみに東予市の中心駅は、ここから1駅高松方の「壬生川(にゅうがわ)」という所である。運動公園に行くにはひょっとしたら壬生川からバスが出ているかもしれないと思ったが、その保障は無いし、またあっても極端に本数が少ない可能性があるので、一番近い駅で下車して歩くことにした。

駅からは遠くに球場らしきものが見えたので、とりあえずその方向に向かって歩く。しかしそちらへ真っ直ぐ行く道が無く、なかなかたどり着かない。それで結局、直線距離だと1.5kmくらいのところに40分もかかってしまった。

ようやく球場に到着。しかし正規の入口ではなく、気がついたら裏口のようなところから入ってしまっていた。

そのため、球場の中から本来の入口へ逆戻りするような形で入場券を買った。係員は不審に思わなかっただろうか? なお、入場料は全席自由で1000円。

球場正面には、過去にこの球場に来たプロ野球チームや社会人野球チームの集合写真と寄せ書きが飾ってあった。

それによると、前年(1998年)にはウエスタンのオリックス−中日が行なわれたようである。そして今年も今日の試合を含めてオリックスの二軍戦が2試合行われる予定である。

両翼97.6m、中堅122m。照明塔は小さめながらも一応6基有る。スコアボードは得点表示のみ電光式で、選手名は手書き。そして指名打者制には非対応のため、攻守交代ごとにピッチャーと指名打者を交互に表示していた。わりと新しそうな球場なんだけどな。

海が近く、三塁側スタンドのすぐ裏は瀬戸内海である。また、ライト後方は小高い丘になっていて、そこには階段もあり、タダ見スポットとなっていた。そして珍しく、一塁側の場外にブルペンがあった(この日は未使用)。

なお、売店には飲み物しか売っていなかった。ちなみに手元のメモには昼食についての記載が全く書かれていないのだが、どうしたのだろう。近くには商店も無いし。

でも、ひもじい思いをした記憶は無いので、たぶんなんか食ったんだろうな。

さて、本日のカードは前日の松山と同じくオリックス−広島・二軍戦。

愛媛県はオリックス二軍の準フランチャイズ的位置づけなので、スタンドには、「オリックスブルーウェーブ愛媛後援会」と書かれた横断幕が貼ってあった。また、スタンドには「広島カープ新居浜応援団」という旗を持ったファンがいた。そんな団体も存在するんだねぇ。

開会セレモニーとして、両軍監督に花束贈呈、東予市長の始球式があり、12時プレーボール。先発投手はオリックス・太田、広島・山崎である。

2回裏オリックスは、9番「ロン毛」の萩原の2点タイムリーヒットで先制。そして5回裏には、ワンポイントリリーフの左腕・吉年からゴンザレスがヒットを放ち1点追加。

一方広島は、9回表に倉のヒットで1点を返すにとどまり、3−1であっさりとオリックスの勝利。太田は完投勝利。

帰りは再び伊予三芳駅まで歩いて、15時17分の普通列車に乗る。どうせ夜行列車に乗るので、急ぐ必要が無いため、伊予西条、観音寺、多度津と乗り継いで、延々4時間ちかくかけて19時15分に高松へ到着。

そして駅前の讃岐うどん屋で、かけうどん、おでん、ビールの夕食をとり、21時26分発の寝台特急「サンライズ瀬戸」にて帰京する。

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