明治大学 内海・島岡ボールパーク

新聞で高校野球の東東京大会の組み合わせを見ると「明大球場」の文字が。明大球場で高校野球をやるのはかなり久しぶりじゃないかな。しかも新球場に移転後はもちろん初めてだろう。ということで早速2007年7月19日に行ってみることに。最寄り駅は京王線・東府中。

東府中駅

ここから京王バスの「武蔵小金井駅北口」行に乗車…するはずが目の前で発車してしまった。

次のバスは20分後だ。というわけで徒歩で向かうことに。ちなみに球場の最寄のバス停は若松町四丁目。

駅からは徒歩18分ほどで球場の入口に到着。

まずは入場券を。ここで有料試合をすることは滅多に無いと思うが、一応チケット売り場の小屋があるんだね。どっかから持って来たのかもしれないが。

チケット売り場 入場料

今日の対戦カードはこちら。今回は第一試合を観戦。

ここで球場の概要を。旧・島岡球場の老朽化に伴う移転という形で2006年10月27日に竣工。グラウンドは中堅125m、両翼100m。外野のみ人工芝。照明設備は無し。


ネット裏から

一塁側から 三塁側から
   
ライト側から レフト側から

スコアボードはバックスクリーンと一体となった電光式。ただし選手名表示は無し。


スコアボード

観客席はネット裏のメインスタンドに、背もたれ付きのものが222席。旧球場の板を渡しただけのような席とは雲泥の差だ。

メインスタンド
   
メインスタンドの椅子

基本的にメインスタンド以外には席が無く、あとはフェンス際にへばりついての立ち見か、外野後方の芝生部分から眺めるような形となる。


外野後方の芝生

なお、左中間後方の芝生内には、球場には珍しい和風庭園があった。このへんが「ボールパーク」たる所以か?


和風庭園

その庭園内には2体の胸像が。


2体の胸像

1体は旧球場にも存在した島岡御大のもの。

グラウンドを眺めるような形で置かれているのも旧球場時代と同様だ。

そしてもう1体は内海弘蔵氏。

恥ずかしながら筆者は内海氏のことを知らなかったのだが、明大野球部創設者であり東京六大学リーグ結成を推進させた人物とのこと。野球殿堂にも入っている。

ブルペンはグラウンドの外に独立して存在。一塁側は5人分。三塁側は3人分。

三塁側ブルペン 一塁側ブルペン

そしてライト後方には室内練習場と投球練習場も。

室内練習場 投球練習場

さらに隣接して第二球場も。こちらは中堅105m、両翼90mで、簡素ながらスコボードも有り。第二球場は主に明治高校と中学の野球部が使っているらしい。

第二球場 第二球場のスコアボード

さすがに新しい施設だけあって、ヘタなプロ野球の練習場よりも設備が整っている。なお、売店では飲み物のみの販売。100円〜120円と市価より安めの価格。他の場所では大会プログラムの販売もしていた。コンビニは新小金井街道沿いに有り。


売店

トイレはメインスタンド裏に。その脇には飲み物の自販機が。値段は100円〜120円と売店と同様の価格設定。


トイレ

ところでこの場所にはもともと三井物産のグラウンドがあったようで、敷地内には古ぼけたテストコートや国旗掲揚台のようなものが残っていた。

試合のほうは1回表に雪谷が敵失などで無死満塁のチャンスを。しかしここで大島の投手が踏ん張り三者三振で無得点。満塁になった時にはどうなることかと思った。

ところで雪谷は都立高のわりにはベンチ入り出来ずに応援に回っている部員が多いんだね。


雪谷高応援席

なんて思っていたが、よく考えたら4年前の甲子園出場校じゃん。一方大島は離島のため応援陣は少なめ。


大島高応援席

その後雪谷が4回表に1点を先制。さらに6回表にも2点を加え3-0に。しかしこのまま雪谷ペースで進むかと思われた6回裏に大島が反撃。敵失も絡んで一挙6点を奪い大逆転。結局このまま6-3でゲームセットとなった。

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