山形県野球場
1995年8月12日、東京駅から新幹線「つばさ」に乗り山形を目指す。お盆の時期の為車内は超満員。ず〜っと山形まで立ちっぱなしだった。
山形駅から左沢線のディーゼルカーに乗って羽前長崎駅で下車。徒歩で山形県野球場へ行く。
この日のカードは日本ハム−オリックス。この時期はちょうどイチロー人気がピークだったため、早めに球場へ行った。しかし指定席は売り切れ。一塁側の自由席券を購入して、行列に並ぶ。開門前から並ぶなんて十数年ぶりだ。
80年3月開設。両翼91m、中堅120m。隣にはサブグラウンドが併設されていた。85年からは毎年プロ野球の公式戦が行われている。
試合前に、場内アナウンスで「天童市の鬼瓦権造様」が呼び出された。場内は大爆笑。球場アナウンサーもずいぶん律義だ。
この日印象に残ったのは、イチローが打席に立つたびにおびただしい数のフラッシュがたかれたことだ。そのたびに場内アナウンスで注意が呼びかけられた。
試合は現エンジェルスの長谷川の完投でオリックスが6−2で勝利。ちなみに日本ハムのブリトーがまたホームランを打った。ここまでの10本のうち、なんと7本が地方球場だ。
9時4分試合終了。JRの周遊券を持っていたので、出来れば鉄道で帰りたかったのだが、あいにく左沢線はローカル線のため、この時間でもう列車が無い。しかたないのでバスに乗り山形駅へ。
そしてバスを降りる時に、小銭の持ち合わせがが無く5千円札を出すと、運転手は釣り銭が無かったために料金を免除してくれた。
以前、京都で同じようなことがあったのだが、その時はバス停の前にあるコンビニで両替をして来いと運転手に言われたことがあった。それにひきかえ山形の人はおおらかだ。