「ドームツアー」風土記
4.東京ドーム
参加日:1999年8月3日
入場料:1000円
こうなるとあとは地元・東京ドームを残すのみである。意外と地元の観光名所などには行かないもので、この項を書くという目的が無ければ、筆者も行こうという気にはならなかったかもしれない。
さて、出掛けたのは8月3日である。実はこの日を選んだのには意味がある。東京ドームでは前日まで「都市対抗野球」が行われており、その期間にも一応ドームツアーは挙行されているのだが、応援がうるさいのでガイド嬢の声が全然聞こえないため、ただ単に球場内に入るだけらしいのだ。それではわざわざツアーに参加する意味がないので、この日まで待ったのだ。
13時40分ごろ東京ドームに到着。総合案内所で14時の回の申込みをする。この日はナイター(日本ハム−オリックス)が開催されるため、この回で最後である(試合の無い日は16時の回まで)。
申し込む際にセット券か単独券が聞かれる。これは「野球体育博物館」とのセット券があるためで、セットだと1250円となる(野球体育博物館の入場料は400円)。別に野球体育博物館に入るつもりは無いので単独券で申し込む。するとチケットなどと共に簡単な東京ドームのパンフを渡された。見ると「人工芝」が「人口芝」と誤植されていた(笑)。
入場券
さて、見学者用のバッジを着けて14時前に40番ゲートに集合。参加者は20数名。夏休み期間なので子供連れが多かった。ちなみにドーム場外では、さかんにドームツアーの案内をスピーカーから流していた。
「ドームツアー」集合場所の40番ゲート
まずはガイド嬢(「辺土名」という名札を付けていたので沖縄出身なのだろうか)に案内されて一塁側2階席へ。すでにグラウンドではファイターズの選手たちがアップをしていた。
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二階席でガイド嬢から説明を聞く | グラウンドにはファイターズの練習の準備がされていた |
ここで数分間説明を聞いたあと中階のバルコニー席へ移動。私はここに入るのは初めてである。床は絨毯敷で通路にはソファが置いてあった。「ジュニアスイート」に座ったあと「ロイヤルボックス」をドアの外から覗く。一度でいいからここから観戦してみたいものである。
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バルコニー席 | ロイヤルボックス |
このあと1階に降りて、「スターメモリアルプレート」を眺めながら1階席へ。そこでまたガイド嬢の説明を聞いたあと約5分間の記念写真タイム。子供たちが外野席の近くまで行ってガイド嬢に注意される。
そして1階通路に移動して「展示コーナー」へ。ベースや椅子、屋根膜等が展示されていた。そしてドーム紹介ビデオを約5分間見る。こんな展示物は今まで見たことないなぁと思っていたら、これらは普段はシャッターの裏側に隠されているのであった。これは新しい発見だ。
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展示コーナー | 実物大のスコアボードとオーロラビジョン |
そして最後に22番ゲートから退場。参加者にドーム内外の気圧差を体験してもらうために、わざと回転ドアではなく1枚ドアからの退場となる。所要時間は約40分。
そういえば東京ドームだけダッグアウトやブルペンの見学が無かった。これは試合開催日だからかなと思って、退場時にガイド嬢に聞いてみたら、そういうのは一切やっていないそうである。
予想されたことだが、やはり東京ドームが一番内容が貧弱であった。時間も一番短いし、ふだん観客として入れる場所しか見ることが出来なかったし。
ちなみに1998年12月19〜20日に東京ドームで開催された「プロ野球ドリームマーケット」の際には、ダッグアウト、ブルペン、ロッカールーム、風呂等の見学をすることが出来たので、あれは貴重な体験だったと言えよう。
なお、参考までに各ドームツアーの料金表と問合わせ先を一覧表にしておく(2001年現在)。
料金 ( )内は団体割引 | 1日の最大挙行回数 | 備考 | 問合わせ先 | ||
大人 | 小人 | ||||
ナゴヤドーム | 1000円(800円) | 500円(400円) | 4回(10時半〜15時) | 052-719-2113 | |
大阪ドーム | 1000円(800円) | 500円(400円) | 7回(10時〜16時) | ※1 | 06-6586-0106 |
福岡ドーム | 1000円(800円) | 500円(400円) | 8回(9時〜16時) | 092-847-1006 | |
東京ドーム | 1000円(800円) | 中学生800円(650円) 小人600円(500円) |
7回(10時〜16時) | ※2 | 03-3817-6086 |
※1・・・試合とのセット券有り。
※2・・・野球体育博物館および後楽園遊園地とのセット券有り。