「南海ホークス メモリアルギャラリー」を訪ねて


なんばパークスにて

2004年9月6日。3年ぶりの関西遠征(大阪ドーム・ヤフーBB)をしたついでに、大阪球場跡地に2003年10月7日にオープンした「なんばパークス」を訪問した。前夜は「ホテル南海なんば」に宿泊したので、なんばパークスはすぐ目の前。ホテルの部屋からは、なだらかに傾斜したなんばパークスを望むことが出来た。

なんばパークス正面 ほぼ同じ位置からの大阪球場(1998年)

なんばパークスは午前11時開館のようで、ゆっくりチェックアウトをしてもまだ時間に余裕がある。幸い2階のキャニオンストリートという屋外の部分には入ることが出来たので、とりあえず「大坂球場メモリアルプレート」を見に行く。これは原寸大のピッチャーズプレートとホームベースを、当時と同じ場所に埋め込んだものだそうである。プレートには南海ホークスのマーク、大阪球場のロゴ、そして「1950−1998」という大阪球場が存在した年代(ただし野球場としては1990年までだが)が刻印されていた。

ピッチャーズプレート ホームベース
   
ホームからピッチャー方向を見る メモリアルプレートの案内

そのあと朝食を。せっかくなので大阪らしいものを食べようと思い、近くの「551蓬莱」で豚まんを購入。そしてなんばパークスの「パークスガーデン」という屋外庭園のベンチで食べる。思えば大阪球場で唯一観戦した時(1988年9月30日)に、蓬莱の豚まんを食べれば良かったという思いを16年後に実現したようなものだ。

551蓬莱 豚まん

食べ終わってもまた開館までに時間があったので、なんばパークスのまわりを一周してみる。阪神高速に沿う形で道があったが、たしか昔はここには道路が無かったように記憶している。たぶん最近出来たのだろう。裏の駐車場からなんばパークスを見ると、建物の曲線がなんとなく球場を連想させた。

駐車場を抜けると南海電車の高架脇に「なんば住宅博」があった。これは球場内にあった住宅展示場が移転したもののようだ。また、同じく球場内にあった古書センターは、高架脇の南海所有のビルに移転して営業しているようだった。そして球場のスコアボードと一体化していた場外馬券売場は、なんばパークスの地下に取り込まれていた。

なんば住宅博(奥がなんばパークス) 南海なんば古書センター
   
ウインズ難波
   
なんばパークスと高架線の間の通路
(だいぶ明るくなりました)
ラピートを模した高架下の自販機コーナー

さて、11時を過ぎたので中に入ろう。目指す「南海ホークス メモリアルギャラリー」は7階だ。エレベーターで7階まで直行しても良かったが、せっかくなのでエスカレーターで館内を眺めつつ向かう。すると6階まで来たところでエレベーターが途切れてしまった。たぶんフロアのどこかにはあるのだろうが、探し回るのも面倒くさいので階段で上がる。こういう現代建築というのはどうも迷路のような造りのところが多い気がするなぁ。

階段を登り切ると「あぶさん」のパネルが目に飛び込んできた。ある意味一番有名な南海ホークスの選手なので、これは当然の人選か(笑)。ちなみにあぶさんの背景には江本孟紀、山本和範、金城基泰などが使われている。これはわりと意外な人選だ。

なお、同じフロアには「浪花麺だらけ」という最近はやりのフードテーマパークがあったが、平日ということもあり店内は疎ら。


浪花麺だらけ

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